「にんげんども~、余ーだよ」の挨拶でお馴染みの魔王マグロナさん!
VTuber界では名の通った方ですが、ご存知ですか?
現在、YouTubeチャンネル登録者数5万8000人、Twitterでは6万8000人のフォロワーを抱えており、その人気ぶりが伺えます。
練られたキャラクターデザインと作りこみが緻密なアバターは、数いるVTuberの中でも屈指のクオリティです。
今回はそんな魔王マグロナさんについてまとめていきます。
魔王マグロナってどんなVTuber?
マグロナさんについてまとめる前に、まずはVTuberについての基礎をおさえておきましょう。
VTuberとは?
端的に言ってしまえば、3Dのアバターや2Dのキャラクターを使って動画配信をするYouTuberの事です。
キズナアイさんや輝夜月さんといえば、知っている方も多いのではないでしょうか?
2016年にキズナアイさんが登場してから、それ以降爆発的な伸びを見せているコンテンツです。
バ美肉とは?
VTuberは基本的に中の人が存在しないという認識で受け入れられているのですが、例外的に自分自身はリアルの世界の人間で3Dアバターを被っているだけと公表する人もいます。
このとき、バーチャル美少女のアバターを使っておじさんが転生することを、「バーチャル美少女受肉」略して「バ美肉」といいます。
そしてバ美肉したおじさんのことを「バ美肉おじさん」といいます。
代表的な方に、現在は引退していますがかつてはバーチャル四天王の一人に数えられた「バーチャルのじゃロリ狐娘youtuberおじさん」こと「ねこます」さんがいます。
2018年は、ねこますさんの動画を見てバーチャルなら美少女になれるんだと気づいたおじさんたちが、次々にバ美肉転生していった年です。
魔王マグロナ、デビュー!
2016年のVR元年を皮切りに、飛ぶ鳥を落とす勢いで増え続けているVTuber。
そんな中、VTuber界に一石を投じるかたちで2018年6月5日にデビューしたのがマグロナさんです。
自身のコンテンツを「おじさんが自分で絵を描いて自分で動かしたLive2Dの体に受肉して、更に自分でボイスチェンジャーを使って声帯を弄って、自分で声を当てた地獄のようなコンテンツ」と称しています。
初期の活動は、2DのイラストをLive2Dというソフトを使って動かしていましたが、のちに3Dデビューしました。
一人称は「余」で、ファンのことを「にんげんども」と呼称します。
現在、YouTubeチャンネル登録者数5万8000人、Twitterでは6万8000人のフォロワーを抱えており、バ美肉おじさん界の女王に君臨しています。
ちなみに「魔王」というのは、ファンタジー世界に居る魔族の長ではなく、名古屋の下の方にある魔界のトップアイドルの称号らしいです。
主にゲーム実況系の動画を投稿していて、勝ちイキリからのやらかしとへにゃボ(へにゃへにゃボイス)は定番と化しています。
自分の可愛さを自覚しており、「かわいかろ~」「エヘへ」などあざとい言動もしばしば。
ライブ配信時にはスーパーチャットでお金が飛び交います。
中の人は男!?
はい、まずは3Dになって一発目の動画をご覧いただきましょう。
冒頭で、「おっ、可愛いじゃん」と思った方は驚愕したのではないでしょうか。
動画内で本人が言う通り、男です。
本人が隠す気がないので明記しますが、中の人はイラストレーターでもともとニコニコ動画などでゲーム実況をしていたukyo_rstさんです。
マグロナさんも可愛い3Dモデルを被りボイスチャンジャーを駆使してバ美肉したおじさんの一人なのです!
マグロナさんの何が衝撃だったのかといえば、その声と言動が女の子と遜色ないどころか女の子に勝ってしまうのではないかというほどに女性らしかったことです。
自分はバ美肉おじさんであることを前面に押し出しているにも関わらず、ガチ恋勢と呼ばれる本気でマグロナさんを好きになってしまったファンが続出しました。
魔性のアバター
遠目から見ても目立つ派手なアバターが特徴的です。
魔王らしい禍々しい4本の角に美しく鮮やかな赤髪、イエローベースにシアン色の瞳孔の目。
着崩したパーカーの胸元から覗き、腕が当たるとかなり揺れる豊満な胸。
見た目で一目ぼれしたファンも少なくありません。
過去のツイートからわかるように、キャラクターデザインは自分が担当し、モデルづくりは外部委託したようです。
とまりまり新3D、ほんとうにやばいし、余に合わせてきてくれてるのふつうにうれしい、ただの真似っこじゃないんだよな、『横に並ぶ』をコンセプトにデザイン考えてくれるのほんとあれ、がんばんなきゃな余も……てなる
— ukyo_rst/魔王マグロナ🐟🍆🦊♎🥕 (@ukyo_rst) 2019年3月27日
こんにちは、デザインしたキャラクターをLive2Dで動かしつつボイスチェンジのために音響機材を買い漁ってセットアップし、3Dのモデルを作ってもらったのでUnityの環境を整備してスクリプトを書いたりシーンのセットアップをしつつ、Blenderで小物をモデリングしているイラストレーターのおじさんです。
— ukyo_rst/魔王マグロナ🐟🍆🦊♎🥕 (@ukyo_rst) 2019年4月25日
絵がうまい!
中の人のukyo_rstさんがイラストレーターなので言うまでもなく絵がうまく、たまにイラストメイキング配信を行っています。
余だよ!!!!!!!!
🐟Youtube🐟https://t.co/zQvZX3fIl5
🍣FANBOX🍣https://t.co/d9EBq9gYhw
🍠ほしいも🍠https://t.co/SF7l7PKbs3
🐟タグ🐟#マグロナート ファンアート#出荷用マグロナート サムネとか配信につかっていいよアート#すけべまぐろなーと すけべ#まぐろなま 生ほうそう用 pic.twitter.com/3VfOyukYjb— ukyo_rst/魔王マグロナ🐟🍆🦊♎🥕 (@ukyo_rst) 2019年4月16日
— ukyo_rst/魔王マグロナ🐟🍆🦊♎🥕 (@ukyo_rst) 2019年5月3日
#ロボ子Art pic.twitter.com/w9WXKBQpCK
— ukyo_rst/魔王マグロナ🐟🍆🦊♎🥕 (@ukyo_rst) 2019年4月30日
声に悩んだ時期
いまでこそ自然な女の子ボイスですが、かつては思うようにボイスチェンジできずになやんでいた時期がありました。
そもそも、バ美肉おじさんには地声で配信する人と変声して配信する人の2種類がいて、例えば前者では前述のねこますさんや、歌衣メイカさんが有名です。
一方で、可愛いアバターを被るならどうしても可愛い声でやりたいという人もいて、ukyo_rstさんもそのうちの一人でした。
元々、恋声というボイスチェンジ用のフリーソフトを使って配信していたものの、ノイズやラグという欠点を看過できず、「VT-3」という市販のエフェクタに乗り換えましたが、肝心の声が可愛くならないことにジレンマを募らせました。
そんな中、さらにその苦悩を強くする存在が現れます。
それが、竹花ノートさんと兎鞠まりさんです。
竹花ノートさんといえば、にじさんじ所属のバーチャルライバー静凛さんのキャラデザを担当しているイラストレーターです。
はい、可愛い。
初回動画もあってややぎこちないですが、可愛いです。
兎鞠まりさんは、まぎれもないマグロナさんにあこがれてデビューしました。
声が若い!おじさんとは思えません!
実は、恋声(変声)にも適性があって、出せる地声がいかにクリアかで変声後の音質がかなり左右されます。
兎鞠まりさんは適性が相当高いようです。
この二人の登場で、マグロナさんは葛藤に苛まれます。
そんな中、救世主として現れたのがねこうめ先生なのです。
ねこうめ先生といえば、すのはら荘の管理人さんの作者です。
VTuberオタクであるねこうめ先生が上げたボイチェン機材のTweetが悩めるマグロナさんの目に留まり、斯くして二人はひかれあったのでした。
そして、完成したのが「各種複合魔改造魔境+(c)ねこうめ先生tech環境のγ版」の変声環境なのです。
完成度は折り紙付きで、ノイズは入らず咳やくしゃみさえもが可愛く変換されます。
そのため、ファンからは「おせき」「おくしゃみ」として親しまれています。
また、リアルタイムでの歌声や吐息の変換も実現し、女性をもはるかに凌ぐ声を手に入れました。
本人を引かせるほどのガチ恋勢!?
VTuber界隈における「ガチ恋」とは、ファンがそのVTuberに本気で恋をしてしまうことを指します。
普段の可愛いふるまいから、当然のようにマグロナさんにもガチ恋勢が存在します。
しかし、よく考えてみてください。
マグロナさんの中の人はおじさんで、ガチ恋勢は男でありおじさんも含まれています。
端的に言えば、おじさんがおじさんに本気で恋をしているのです。
「おじさんだからいい」「おじさんだから気軽にガチ恋できる」「自分をおじさんだと思っている美少女」など、マグロナさん本人がいくら「おじさんにガチ恋をするな」と言っても熱は冷め止みません。
バ美肉ナイトクラブ
2018年10月31日、バ美肉おじさん系VTuberとお話ができるトークイベントその名も「バ美肉ナイトクラブ」が開催されました。
そのゲストとして、竹花ノート先生と兎鞠まりさんとともにマグロナさんも参加しました。
平日のトークライブでしたが、全国から多くのファンが駆け付けました。
「バ美肉誕生秘話」では、マグロナさんの個人情報が明かされ、身長152~153cmで血液型がAO型であると判明。
更に、「バ美肉KAWAII決定戦」では、昼の部「告白」、夜の部「癒しの言葉」というテーマの下、3人が可愛い言動で競い合い、見事マグロナさんは夜の部で最カワおじさんに輝きました。
盛り上がりを見せる会場は「おじさんでええんか」という問いに「おじさんがいい」と即答し、出演者が怖がるというまさに地獄の様相を呈しました。
コンテンツの未来を語る
自分自身が元々イラストレーターで、現在はVTuber魔王マグロナとしての顔をメインに活動しているため、クリエイターを支援する環境づくりやコンテンツを回すことについて、かなり掘り下げて語っています。
詳しい内容については、ぜひとも「まぐろなちゃんねる」の方で観て戴きたいのですが、とにかく創作に対する熱量が感じられます。
自分の活動を通して、クリエイターを支えるとは、コンテンツを回していくとは何かを見てほしい、知ってほしい。
本気で業界を変えていこうというマグロナさんの創作に対する真摯な姿勢が伝わってきます。
最後に
いかがだったでしょうか。
VTuberとして、配信者としては勿論ですが、クリエイターさんにとっても、マグロナさんは大きな存在だと思います。
その魅力をこの記事を通して少しでも伝えられてたら幸いです。
以上、魔王マグロナさんについてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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